春一番が吹いたかと思ったら昨日からの雪でまた冬景色に戻りました。これくらいの雪なら丁度いいのではないでしょうか。今年こそは雪遊びに子供たちを連れていきたいと思っていますが、3歳の娘は保育園でスノーウェアを着てくれず、妻も今年は無理だねと言っています。
さて、新発田市の荒町にて新築工事が進んでいます。
今回も大きな屋根が特徴となっています。LDKの天井は勾配天井となり、数字以上広がりを感じるでしょう。耐震等級3の性能とHEAT20 G2、長期優良住宅という性能を確保するための施工を行います。
コロナの影響で様々なものが値上がりしています。弊社でも柱や梁の構造材は県産杉を使用していましたが、見積もりを比較してみて、今回の荒町の家では宮城県の杉材にしました。こんな風に見えなくなる梁ですが、こんなに綺麗な梁です。低温(約60度くらい)でゆっくり乾燥させますので、杉本来の艶が残ります。
土台(桧です。)と基礎の間にはゴムのついた気密パッキンを使い、気密性を高めます。
雪の影響を受け、屋根工事が中々進みませんでした。垂木の間にネオマフォーム80mmを敷きこみます。通気の確保がされているが、工事中の断面で分かります。
屋根はすっきりしたデザインの立平葺き。一番高い棟には換気を設けます。これで夏の暑い熱を内部に伝わらないようにします。もちろん、断熱材の厚さ、密度も必要です。
地震に抵抗するための耐力壁は一部モイスという板を張っています。透湿性があり、耐火性もあります。モイスならば外壁で木の下見を張ることができます。
北側からみた立姿。雪がまわりのものを消してくれて綺麗にみえます。サッシも付け終わりました。外壁の半分だけ板が張られています。理由はまた工事が進みましたらお伝えします。
古俣