【アプローチ】
道路からすぐに玄関入口があるお宅を見かけますが、余裕がない敷地でもアプローチは少しでも長く遠回りにしたいと思います。一歩でも二歩でも歩くことで気持ちが入れ替わる、そして植栽や仕上げで住む人の感性が感じられるそんなアプローチを心がけています。
【開口部】
窓は元々「間戸」と書いたそうです。つまり柱と柱の間のこと。光、通風、出入り口、換気の役目を果たす窓。そして何より風景を切り取る役目も重要です。あまり多いと落ち着きがなくなり、また熱の出入りも多くなる。でも明るい空間はかけがえのないもの。内部と外部の間を考えながら慎重に考えています。
【居場所】
家の中に自分だけの心地よい居場所を持てることは楽しいことだと感じます。いうなれば、思い思いに過ごせる場所、それは単に小部屋を増やすのではなく、家というワンルームの中に散らばっているそんなイメージです。動物はお気に入りの場所をよく知っていると思います。
【庭】
「木が無いと日本家屋は成り立たない」と発言された建築家がいらっしゃいました。休むという字は人が木に寄り添っています。それくらい大事ではないでしょうか?街並みのために、自分のために少なくても2本は樹を植えましょう。面倒とはおっしゃらずに。