有限会社 丸正建設

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新潟風土記

新潟風土記

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2022.02.07

「 気密試験 」

新潟市内の道路には一部圧雪がありますが、ほとんど雪が無くなりました。現場のある新発田市では写真のように除雪していない場所は30センチくらい雪があります。まだまだ寒い季節、体調には気を付けてください。

昨年9月から始まった新発田市大栄町の家が完成しました。といっても外構工事はデッキが出来たくらいで、土間工事は春に行います。

2015年から高気密高断熱に取り組んできましたが、実は気密測定はあまり行ってきませんでした。というのも、木工事途中の外部の塞ぎが終わったころに試験を行いますが、実際工事が進むと設備や電気などで外部に穴を開けるわけなので、数値はもっと悪くなるだろということと換気扇やレンジフードの穴は塞ぎようもないのに気密ってて思っていました。けれども、試験を行いしっかりした数値を見なければ当社がしている工事が正しいのか、是正部分があるかどうかが不明なままでいいということはないので、今回は実績にある鷲ノ木新田の家ぶりに行うことにしました。その時は木工事途中の結果で0.3という数字でした。

今期は竣工時に行うと決めていました。工事が完成した状態ということはこのまま引き渡しでの状態ということになります。

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窓の一部にこのような機械を設置します。ファンで風を送り出し、家の内部を負圧にします。人間でいうと肺がいつも負圧です。なので呼吸が楽なのです。負圧にすると外から外気が入ってこようとするので、その値を測量します。

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換気扇やフードはテープなどで閉じます。あくまで建物の性能とみなします。ビニールシートが膨らんでいるのは試験中なので、外部から空気が入ってこようとするからです。

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結果は0.4とまずまずの結果でした。延床34坪の大きさで54平方センチ、分かりやすく言うと6センチ×9センチの長方形の隙間があるということです。サッシにはどうしても隙間がありますので、サッシ形状の検討(上げ下げ窓や引き違いは気密が悪いです。)と今回はエアコンの貫通部からの侵入が確認できたので、そこの対処が必要ということが判明しました。

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家具はあまり提案することはないのですが、今回は中央区学校町にあるフィンチ&ホームさんでカールハンセン&サンのダイニングテーブルCH006と誰もが知っているYチェアと呼ばれるCH24を2脚、子供用にハイチェアーという椅子を選んで頂きました。ダイニングは食事だけでなく、子供と勉強したり、来客とおしゃべりしたりと一番重要な場所と考えています。だからいつも一番良い場所にします。

床が杉で節や赤身、白身の表情が強いのですが、年数経つと段々と色の差がなくなり、ビーチでできた北欧生まれの家具とも馴染んできます。

オープンハウスは行いませんので、また内部についてはブログでお伝えしたいと思います。

古俣