暖かい日が続いたと思ったら今週は少し肌寒い日が続きます。
体調管理には充分気を付けてください。
今年に行った上越市にある水族館「うみがたり」をご紹介します。まだ行っていない方は、読まない方がいいかもしれません。
まるで美術館のようなモダンな外観。建物自体は水族館にしては小さい規模だと思います。木とガラスとコンクリートの構成。
建物に入るとエスカレーターで最上階まで行きます。するとこんな風景が広がっています。海のすぐ近くのロケーションを利用し、水平面が海まで続くような構成になっています。
横にデッキがあり、水面下を覗くと魚たちが見れるので、これからどんな世界が広がるのかという期待感も膨らみます。
同じ階にはイルカ達の水槽があり、やはり日本海を風景にしたイルカショーを見ることができました。イルカを操るスタッフの歩く場所も水面下にすることで、さらに一体感が生まれています。
最上階ロビーの照明器具。リング状で可愛らしいデザインです。
最上階からのスタートなので、下へと降りていきます。脇には小さな水槽があり、ここからたくさんの魚や生物を見ることが出来ます。照明の加減、内装の色なども注目しながら歩きました。
先ほど最上階からみた水面のメインの水槽が縦に続いていて、廊下を下りながら、このように間から水槽を鑑賞することが出来ます。
一緒にいった息子と娘も興奮気味。
横だけでなく、上からの窓で明かりを演出しています。自然光と水の流れにより光が変化します。暗い内装なので光が主役となります。複雑な壁の構成。型枠を組んだり、コンクリート打設含め施工も大変だったでしょう。
楽しいトンネル水槽へ到着。床もガラスなので、みんな下も見てしまいます。生き物たちが近くにくるので楽しいです。
途中シロイルカのショーがありました。妻が代表に選ばれ、手を車のハンドル操作のように振るとその方向にイルカも傾いてくれるというような遊びをしました。このスペースがあまり広くないので、週末などの込む時間は早めにスタンバイした方がいいようです。
下の階にはペンギンたちを外でまじかで見たり、餌やりもできます。ここは日本海に面した休憩もできるようなスペース。無垢の床、白い壁、コンクリートのグレーの配色もいいと思いました。ガラスのところには手すりを支える金物がペンギンの形をしています。
おみやげやさんがあり、併設のレストランでは魚のいる水槽もあります。最近、海の生き物にはまりつつある5歳の息子もここが気に入り、もう2回行きました。
建物自体はほぼ四角です。四角い建物は単調になりがちですが、平面構成、開口部、上下の関係などを考えると充分豊かな空間にできます。
私達が設計している住宅もほぼ四角い形が多くありますが、規模は違うものの今回感じたようなことを意識しながら設計しています。
上越方面に行くことがありましたら、是非足を運んでみてください。大人も楽しめると思います。
古俣