今日は7月7日 七夕の日です。この日は毎年ニュースでくもり空で天の川は見えませんというフレーズを聞いていた気がしますが、今年は暑いくらいに晴れました。無事に天の川は見れたのでしょうか?
6月25日に発売のハウジングkomachi 2017年夏・秋号に当社の記事が掲載されています。
巻頭特集は充実リビングで気ままな生活という記事です。特集されている家は開口部がしっかり考えられていると感じました。
個人的には、家はキッチンとダイニングの関係と配置、寝室でぐっすり眠れることができるかという充実感を優先します。
今回掲載させて頂いたK様邸も、キッチンとダイニング、そして既存の庭という関係性を考えて間取りを考えました。この家は真南に窓はなく(サンルームがあります。)東に向いた大きな掃出しと南西側の縦長のサッシしかありません。その代り、高いオープンなロフトからの光でリビング、ダイニングの灯りを補っています。
また多くの素敵なお宅が掲載されていますが、キチンはともかくリビング、ダイニングの天井に夜空に輝く星座のようにダウンライトが配置されているケースがありますが、当社では出来るだけそのような照明計画は避け、できればシェードランプ、スタンド、ろうそくの火で構成したいという希望があります。天井から床を一様に照らすのではなく、専門用語でフォーカルゾーンとよぶ明かりの焦点をあちこちに点在させることで空間に奥行が出るのです。照明器具と呼ぶのではなく、灯りの家具と呼び名を変えれば、日本の住宅のインテリアももっとよくなるかと思っています。夜には夜らしい灯りの在り方を一緒に考えていきましょう。