今季2度目の雪が降りました。仕事上雪は嫌ですが、雪が降らない冬は逆に寂しいと感じてしまう私です。
さて、今回は鎌倉にある和喫茶「さわらび堂」さんのご紹介です。
訪れたのは2009年です。浄妙寺に近いバス通りで交通量が多い道に面している喫茶店です。ここを訪れたのは食べ物が目的ではなく家づくりの参考にしたかったのです。この建物を設計施工されたのは兵庫県神戸市にあるブフィエという工務店さんです。樹齢75年以上の熊野杉と漆喰仕上げにこだわる工務店さんです.兵庫県まではなかなか遠くて行く機会がなく、ブフィエさんのホームページからさわらび堂さんの施行例をみて鎌倉なら行けると思い立ち、訪れました。
外壁はモルタルリシン掻き落とし仕上げです。
ちょっとした植栽スペース。
階段は洗い出し仕上げ。
駐車場から階段をあがるとこのアプローチにたどり着きます。持ち出した2階が軒の代わり。建具も杉です。梁もいい感じのアクセントになっています。正面はトイレで、左奥の戸が入口です。
見上げた時の軒の納まり。実はこのデザインが好きでモデルハウスにも採用しました。
ブフィエさんオリジナルの照明器具です。シンプルで建物にとても合っていました。
残念ながら内部の写真を撮るのを忘れていました。漆喰と杉の内装と黒いタイルの土間の内装は斬新とかそういう感じ方ではなく、違和感なく居れるという感じがしました。私自身の家づくりの方向性が固まったときでもあります。ほぼ開店と同時に入店したため、お客様は私達だけでしたので、オーナーさんから家を建てる経緯などを聞くことができて良かったです。湯葉をつかったランチを食べました。味が強くなく優しい味でした。ご夫婦で切り盛りされているあたたかいお店です。鎌倉に行ったとき是非お寄りください。あれから5年・・・今もお元気でいらっしゃること願っています。