すがすがしい春の陽気が続きます。散歩しても気持ちがいいし、デッキに出てお昼たべるのも気持ちがいいです。家づくりもこの外部とどれだけ仲良くなれるか?が鍵だと思っています。(冬は仲良くなれませんからそこのバランスが難しい)
さて、連休真っただ中の5月2日に上越市で活躍している工務店「暮らしの工房」さんへ建物探訪で行ってきました。
岡沢さんのご自宅です。ご自宅は初めてではなく4年前の2019年の10月に造園のワークショップに参加した以来の訪問です。
樹木が育ち、木をくぐるのアプローチとなっていました。外壁は杉板の無塗装。これから工事するお宅もこの仕上です。
敷地の前は上越市からほど近い池のある道路を挟んだ少し高低差のある場所です。
池に向かって視線が向くように、南側にこのような開口部を設けています。2階の子供室が通行人も気にすることもなく一番の特等席といっていましたが、2階はプライベートスペースということで見学不可でしたが、リビングのここもとても心地が良い場所でした。
リビングの反対の北側にも大きな開口があり、植栽も植えてあります。冬の暖房は薪ストーブ1台です。
駐車場は野きろの杜でも採用したブリックに芝生を張ったバージョンです。
10人程度が集まり質問会をしました。岡沢さんとは東京などで行われていた工務店向けの勉強会でお会いしました。この自宅も含め、様々な賞を取っていて注目を置かれている方です。建築家の伊礼さんの影響も受けていますが、少しづつ独自のデザインもされています。
家づくりの方向性は同じだと思っていますので、とても安心してみることが出来ました。
見学は午前中で終わり、お昼は軍ちゃん 高田店というところで海鮮丼を頂きました。
これで1200円でした。素晴らしいコスパ。甘エビの天ぷらも頂きました。殻が和かくとても美味しく頂きました。
午後からは竣工が近い平屋を見せて頂きました。
田園が広がる場所でその田園側からみた平屋の家です。横に長い開口を取っています。
書斎のカウンターテーブル。窓周りの納まりも無垢材でしっかり考えられています。
可愛いい皮の取手。この家にも回遊動線がありました。大きさはそんなに大きくありませんが、綺麗にまとまっているお宅でした。
15時ころ見学会を離れたので、せっかくだからと高田公園まで足をのばし、小林古径邸を見学しました。
落ち着くなぁと心から思える家。実家に帰ってきたような気分とでもいいましょうか。2回目の訪問でした。いわゆる日本の家。間取りと温熱性能を現代の仕様にすれば家はそれでいいのではないでしょうか?
新しい住宅街を見ても、様々なデザインの乱立と押し込まれた感のある広さ。無理に新築でなくても、中心街に住みたい場合は別ですが、ゆとりのある中古物件を購入し、リノベーションした方がよほどいいかと思う今日この頃です。
古俣