有限会社 丸正建設

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新潟風土記

新潟風土記

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2021.04.04

「 平屋の建て方 」

いよいよ4月に入りました。桜が満開になり、春休みということもあり、外に出ると車や人が多く出ているように思います。
散歩していてもとても心地よい気温で、一年で一番好きな季節というひともいるでしょう。

さて大雪で遅れていました新発田市で新築住宅の上棟がありました。

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建物を支える基礎に乗っているの土台は国産のヒノキです。柱は新潟県産の杉材です。ヒノキは関東地方から来ますが、杉は先日、工場へ行った山北からきた地元の材料です。

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LDKはこんな風に梁や板が表しになります。一つの建物でも天井の高さに変化があると空間にも変化が出ます。

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これは屋根から見たところ。杉板を張っています。

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垂木と呼ばれる細い木材を打ち付けてその間に断熱材を2重に敷き詰めていきます。

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横からみると断熱材が敷かれていくのがよく分かると思います。

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屋根のてっぺんから夏は暑い空気が抜けるように(建物に熱が伝わりにくくるるため)隙間を設けます。断熱材は板状で、うまくくっつかないところは現場で充填します。

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合板の上にルーフィングと呼ばれる雨が漏れないようにシートを張ります。

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そしてこの上に屋根材を葺きます。今回は鋼板葺きです。後でてっぺんの部分に穴をあけ、笠木と呼ばれる傘を被せます。

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軒先も木部を表しにします。軒の出は建物を風や雨からある程度守ってくれます。全国平均より降水量が多い新潟の気候では必要だと思っています。

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垂木という木の間にステンレスの網を取付しています。ここが空気の入口で、屋根の断熱材の上を空気が通ります。

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道路からみた外観です。

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少し角度を変えての外観。樹脂サッシの取付も始まりました。

重心が低い平屋は落ち着いた雰囲気があります。

平屋の家が欲しいという声もたまにききます。ある程度の敷地(私としては60坪くらいは欲しい)の広さと建築費での坪単価計算では屋根、基礎が総2階より大きくなるので上がります。総予算と配置計画でいけるとなれば日平屋もいいなぁと思っています。

工事が進みましたら、また報告したいと思います。

古俣