有限会社 丸正建設

有限会社 丸正建設
新潟県新潟市西区五十嵐2の町9049-2
TEL 025-262-2668 / FAX 025-262-2890

Copyright © 2014 Marusho kensetsu. All rights reserved.

新潟風土記

新潟風土記

IMG_5424

2021.03.27

「 家族のこと、家のこと。 」

庭の梅の花が満開になり、いよいよ春が来ました。
3月は卒業、そして4月に入学、何かとそわそわ人が動き出すそんな季節。人により新しいスタートを切る人もいると思います。
別れと出会いが入り交ざるこんな時期に我が家も長男が幼稚園を卒園しました。

IMG_5385

長男が6歳。丁度生まれる6年前に今の新しい家での生活が始まりました。

2016-11-24 18.43.16-1

家が完成し、長男が生まれた秋に取った写真。結婚と家業を継ぐことなどが重なった時期で、家づくりは2年前くらいから考え初めたと記憶しています。
子供は2人欲しくて、子供部屋を2つ設けました。そしてありがたいことに4年後に無事、娘が生まれました。

IMG_1924

モデルハウスや建売も4人家族に会った大きさや間取りとなっていることが多いように思います。この時に考えた家づくりの指針は、性能面はもっと向上しないといけないということで断熱や気密性は向上するように変えてきていますが、家族の生活、周りの環境、配置など基本的なことは変わっていません。

その家族の基礎となる毎日の生活の器である家づくりの仕事に携わることができて、幸せ者だと思っています。新築住宅はもちろんのこと、件数としてはリフォームや修繕の相談が多くなっています。子供が生まれたから、結婚したから、子供が育ってもう夫婦二人だから、一人で住む方。理由や背景は様々です。

ご相談内容をお聞きしても、実はそのまま鵜呑みにした提案ということはしません。ご本人が気づかないこと、もっとこうしたらいいのではないでしょうか、ということを念頭に置いて提案致します。そして一番は自分が住みたいかどうかということが基準になります。
先日、改修工事の提案をさせて頂きました。2世帯で両親が建てた家で増改築をされていて、とても大きな家でした。大まかな要望は、和室をセカンドリビングにしているが、若夫婦世帯のLDKも欲しいということでした。続き部屋を改装すれば26畳のも大きさが取れるLDKとなりました。ご要望とは別に脱衣室が3畳くらいの大きさがあり、電気式の乾燥機付きの洗濯機を使っているものの、結局は石油ストーブのあるセカンドリビング部屋に洗濯物を干されていたのを下見の時に見ていたので、脱衣室の洗面や収納を造作使いやすくして、プロパンガスがあるので、洗濯物が乾く幹太君を置くような提案をしました。今の家のようにワンルームに近い間取りならサンルームがあれば乾きやすいですが、昔の大きな家では例え日の当たるサンルームを設けても冬は洗濯物は乾きません。家事を楽にしたいとう思いでした。
他社との競合ということで、まだこれからどうなるか分かりませんが、予算内で私なりの提案ができと思います。

当たり前のようなお話ですが、町をあるいていると疑うような光景も目にします。

Inked2016-09-04 18.05.56_LI

新しくできた分譲地に立つ新築住宅。大きな掃き出し窓があります。道路側が南側です。おそらくリビングかダイニングがこの大きな窓の奥にあるのでしょう。
家の中からみて、なぜが車の後ろを眺める窓となっています。これで果たして心地よい家と呼べるのでしょうか?設計した本人はどう思っているのでしょうか?
住んでいる方はこんなもんと思っているのかもしれません。

設計した人も一人の生活者のはず。自分が住むと思ったらこんな窓の配置の仕方するのでしょうか?私はしません。いくらでも回避の方法はあります。

弊社は宣伝上手でもなく、私も営業が得意な方ではありませんが、一人の生活者、家族を持つものとして、皆様の暮らしをより良いものにしたいという思いがこの3月というスタートにふさわしい季節に溢れてきました。大きな買い物である住宅。もう少しゆっくり、有名だとか、大きな会社だからという先入観を捨てて考えて住宅会社を選んでいただきたいと思います。

古俣