こんにちは、設計スタッフの渡邉です。
今、ブラックチェリ-突板のU型造作キッチンの設計をしています。
U型キッチンは別名コックピットと言うようにキッチンカウンターや収納にぐるりと囲まれ、じっくりと調理作業に集中することができます。また動線が短く必要な物にすぐ手が届くので、とても効率よく作業ができます。それゆえに設計では収納扉が交差してぶつかり合わないよに交通整理をしないといけなくなります。
U型キッチンは機能的なだけではなく家族や自宅にお客様が来た時にキッチンでお茶を用意したり、食事の準備をしたりと何かとキッチンにいることが多いのですが、そんな時もキッチンのそばで座って会話をしたりとコミュニケーションの場にもなります。
面材で使用するブラックチェリ-です。
落ち着いた雰囲気で上質感ただよう空間になると思います。
だんだん飴色に変わっていくのも魅力です。
U型キッチンの面材のほかに床材・建具等もブラックチェリ-を使用します。
「木のキッチン」の魅力は、やっぱり温もりです。色合いや香りや木の温もりは安らぎを与えてくれます。 キッチンの素材を部屋の雰囲気と合わせることができるので、空間に統一感がでます。
各メ-カ-のシステムキッチンのような、わずかな隙間に包丁をたくさん収納するとか、取手を引っ張ると収納がばっと飛び出してくるといった調理機能の利便性より、キッチンパ-ツに自分の好きな水栓や取手を使い、握るたびにちょっと「ほっと」できるキッチンを目指しています。