有限会社 丸正建設

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新潟風土記

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2017.09.08

「 外壁のカバーリング工法 」

今日は昨日の雨と違い、過ごしやすい1日でした。こかれからはまた外出するにもちょうどいい気候ですね。
近所の猫ものんびりしていました。
さて、これから住宅のリフォーム工事の計画があります。色々と調査をしていまして、気になったことがあったので、お伝えしたいと思います。

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現在は空き家となっているお宅です。ご両親が住んでいた家を改修して住みたいというご要望です。2面のみ既存外壁の上に金属サイディングを張ってあるということでした。丸い印をつけたとことろに注目です。

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一旦は剥したので、再現した状態で撮りました。下の外壁を剥しますと、

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元の外壁であるサイディングがでてきました。そして、ここはアルミのサンルームが設置しているせいで、屋根からの雨が外壁と外壁の間にはいり、元のサイディングがぼろぼろと表面がはげていたことが判明しました。

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角度を変えて撮ってみました。

前職でも現職場でも外回りの改修工事はさせて頂いてきましたが、私自身既存の外壁から新しい外壁をかぶせるこのようなカーバーリング工法はしたことがありません。カバーリング工法の場合、既存外壁の撤去、発生ごみの処分、下地の直しなどがない分、費用が数十万安くなりますので、当然のこととして工事としては受注しやすいと思います。しかし、このようにしかっり止水がされていない場合は、今回のケースのように、知らず知らず腐食が進む恐れがあります。
 カーバーリング工法の場合、素材にこのような金属製か樹脂性のものが軽いので使われることが多いのですが、シール工事が不要のケースが多く、また少し前の家は角がたくさんあるような外観形状や庇などの凹凸も多く、納まりや施工精度の注意しないといけません。
 現在は瑕疵担保保険による制度や業界全体で施工方法が良くなり、下地の施工状態はいいと思いますが、少し前の家の場合は施工精度にばらつきがあります。外壁を剥せば、悪い部分も発見できるので、カバーリング工法よりは工事費用は上がりますが、大事な生活を守る外装については、安心を優先すべきと思いました。