有限会社 丸正建設

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新潟風土記

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2017.08.30

「 日本の家 展 」

夜も涼しくなり、日中も少しづつ過ごしやすい気温になってきました。
さて、先週東京近代美術館で開催されている「日本の家」展と汐留にあるパナソニックミュージアムで開催されている「深澤直人がデザインする生活の周囲展」、そして、東京ビッグサイトで開催されていた「ジャパン建材ショー」に行ってきました。

まずは、東京近代美術館へ行きました。
1945年以降の日本の住宅について、時代とともに移り変わってきた家づくりをテーマごとに日本の建築家の作品を中心に写真や模型、400点以上もが展示されていました。

写真撮影は一部のみ許されたので、全体がわかるような写真はありません。

戦後の復興住宅、高度成長期の住宅、バブル時期の住宅が時系列で並び、そんな時代を反映した展示がまず最初にありました。

戦後は木造で吹き抜けを持つ2階建てのプロトタイプの家、高度成長期では、今も多く建てられている他業種(積水、トヨタなど)の参入による量産型住宅の登場。バブル時期ではコンクリート打ち放しの家は変わったユニークなデザインの家などが建てられました。

そのあとは、都市部での住宅のありかたなど、建築家の作品が多く展示してありました。
その中から一部紹介します。

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これは原寸大で一部を再現した清家清さんの自宅です。平屋に大きく左右に開かれる開口部は、外が庭であればとても気持ちがいいだろうと想像力を掻き立てるものでした。

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藤元壮介さんの作品。都市部で四角い箱を縦と横にずらし、3次元につながる空間、光の入れ方なども提案されたような気がします。

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坂本 一成さんの作品。2階建ての切り妻の作品。ガレージがあります。中央に階段が持ってくることで各部屋へのアクセスが容易なプランでした。

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作品名を忘れてしまった。平屋で間仕切りを斜めにするこことで、空間の在り方が変わると思った作品でした。

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アトリエワンの住宅兼事務所の断面模型。鉄骨が斜めに建っています。

都市部で建てられている小さな家への様々な挑戦やアイデアは海外からも注目を浴びているようです。私は保守的な人間なので、斬新な切り口やアイデアでご提案することはありませんが、空間として住む方がより気持ちよくなるのであれば、参考にすべきとは思っています。

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そのあとは深澤直人のデザイン展へ。

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照明や家具、水回りのききなど多くのプロダクトはとてもシンプルで共感でるものが多くありました。

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通路にあった空気清浄器。これはここの会場のものと思ったらこれも作品でした。それぐらいさりげない感じ。

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最後はジャパン建材へ。建物がバーチャルで体験できるというブースにて、体感イベントがありました。体感できるという家が今年に見学させて頂いた秋田県にある建築家の西方邸。確かなものかまだ体が覚えてるので、体感してみました。

お見事に実物と同じ感覚でした。いえば、実物の方がすこし広い感じがします。これだと住まい手の提案に図面や模型の出番がなくなる日がくるのかなと思いました。

都会が様々なイベントが頻繁にあります。これからも精進すべく、できるだけ見てお役にたてるようにしていきたいと思います。

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最後に癒しの1枚。男性なら共感していただけるはず。