すっかり雪も解けて、気温も少し暖かくなってきましました。
SNSの投稿で建築家 堀部さんの新刊の記事があったので、早速本屋さんへ直行しました。
ブログのタイルはその著書のタイトルそのまんま。堀部さんの人格を表すようなやさしい感じがします。
過去にブログでもお伝えしていますが、昨年堀部さんの手掛けた物件を2件見ることが出来ました。
東京の荻窪にあるご夫婦のお住まいと神戸にある建売住宅。
荻窪の家は撮影禁止でしたので、写真はありません。この写真は神戸の建売住宅。
この建売住宅は神戸の里山住宅博の一環としてつくられました。
住む方がいない設計をするのは初めてのこと。その中で思ったことがこの小冊子に書かれています。
堀部さんはバイオリンを例えに言っていますし、建築家 吉村順三も家はそんなに変わった形は必要ないと言ってます。
そして、今回の著書は今までに参考になった国内外の建物について、感じたこと、設計してきた家の思いが文章となっています。堀部さんとは一度だけ、懇親会でお会いし少しだけお話することが出来ました。紳士でとても一途な方だと感じました。
設計はバランス(間取り、素材、納まり、プロポーション、温熱性能、耐震性能など)が大事だと思いますが、どこまで住まい手に対して気持ちをこめるか、要望にとどますらず最善の答えを予算と共に考え抜く行為でもあると思います。
昨日、リフォーム物件の下見をしました。これから気持ちをこめて提案したいと思います。