朝と夜はまだ少し寒いですが、昼間は気持ちの良い天気が続きます。
もう少しで連休ですが、雨マークが出ていることが残念。
しかも、テレビのニュースを見ていると何だか出かけるのを止めようかと思う情報ばかり。
家時間とか、ホームステイという言葉を聞くようになり、家で過ごす時間をどう有意義に過ごすかという記事やニュースを見るようになりました。家づくりを生業としている私たちから見ればもともとその時間が大切ですよと、唱えていたわけです。
もちろんこのような状況が良いというわけではありません。
さて、この春先にリフォームのご相談を受けました。新築を建ててまだ5年ということで、なんだろうと思いましたが、
食洗機を入れたいということ、床を無垢材にしたいというご相談でした。
現調に伺うとこんな風に木の柄をしている合板フロアーが張ってありました。
昔の家ですと、床に段差があることがあり、廊下や部屋などという範囲で区切って床を張ったことは何度もあります。しかし、今回は新しい家ですから、当然バリアフリーなので、LDKだけとかという区切りでは床の厚み分の段差ができてしまいます。かといって、張替というと、順番が逆なので、
設備や壁などがすべて床の上に乗っているので、手間、工期と現実的でないと判断しました。
幸いユニットバスは水が洗面側にこないようなゴムの立ち上がりが15mmほどあるので問題なく行けると思いました。
畳のコーナーもありましたが、畳はかさ上げできるので問題は無しです。ただ、引戸、開き戸、ドアという建具は高さを詰めなくてはなりません。
その辺りの納まり、費用を確認していただき工事はスタートしました。
このように、既存の床から新しい無垢材の床を張っていきました。選んでいただいたのは、長野県産の赤松です。厚みは15mm、幅は150mmあります。
こちらは工事前の洗面脱衣室。クッションシートが貼られています。
洗面台は取らずに、そのまま床を張りました。
玄関は上がり框を付けずにフロアーで隠しました。
実はキッチンの高さが入居当初から低いと感じており、今回の工事を機にかさ上げをしました。そして、無事ドイツ製の食洗機も付きました。
そして、8日ほどかかった工事も無事終わり、昨日お引渡しをしました。感想をお聞きしたら特に洗面脱衣室がクッションシートから無垢材に変わり、立っているときの足触りに感動したとご主人がおっしゃていました。
2歳と0歳の子育て中のご家族。早速2歳のお兄ちゃんがクレヨンで床に色を付けていました。微笑ましい風景に立ち会えてよかったと私も感動を頂きました。
数ある会社から弊社を選んでいただいたことに感謝を申し上げます。
古俣