設計スタッフの渡邉です。
先日、「東海林健建築設計事務所」主催の「荻野寿也景観設計」の造園ワークショップに二日間参加してきました。

「荻野寿也の美しい住まいの緑８５のレシピ」は教科書になっています。荻野さんの庭づくりは山の原風景（安心感）+かわいらしさを表現しています。よく山に行き、美しい風景を写真に収められているそうです。

庭づくりでは、最初に高木の十月桜（一年で２回桜を楽しめる）を植えました。

高木は庭の芯となります、アプロ－チから確認しながら十月桜の位置を決められていました。

景観を壊さないための高木の地下支柱のやり方も教えて頂きました。

高木を植えた後に、バランスを見ながら荻野さんがスプレ－で低木の位置を決められていました。高木は内側、低木は外側に植えていきます。

低木を植えた後に、石を埋めていきます。石は角度を変えたり、深さを変えたりするだけで違う表情になります。ポイントは石をいかに大きく見せるかです。

つぎに、花・下草を植えて庭の足元を彩ります。草・木は出迎えてる感じで植えていきます。

苔を植えて熟成感がでました。

アプロ－チは川の流れをイメ－ジしているので大小の石を撒いていきます。

川の流れをイメ－ジしたアプロ－チが完成しました。私が２個を並べて配置した石を荻野さんに褒めて頂きました。

コ－ナ－スペ－スも高さの異なる植栽を組み合わせて立体的になりました。

「吉祥草(キチジョウソウ)」は縁起のいい花と教えて頂いたので、今後、施主様にも勧めていきたいです。

２階デッキからの眺めです。

今回、造園ワ－クショップに参加させて頂いて土に触れ、体を動かし、二日間で素晴らしい庭が完成する達成感はよい経験でした。知識を体を使って覚えることができました。立面から植物を植えることでどれだけ建物の表情が変わるかを考えて、庭を取り込んだ設計をしていきたいです。

主催者の東海林健建築設計事務所の方々、荻野寿也景観設計の方々、お施主様本当にありがとうございました。