有限会社 丸正建設

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新潟風土記

新潟風土記

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2020.08.12

「 当たり前の家づくりとは? 」

今年の夏はコロナの影響と、長雨と妙な感じがします。
そして熱い夏が来たと思ったらもうお盆ですね。

弊社も明日から16日までお休みを頂きます。

2006年にエクスナレッジから出版された本です。
「当たり前のがなぜつくれないのか?」というタイトル。
皆さんにとって何が当たり前の家なのでしょうか?
当たり前とは当然あってしかるべき姿と考えれば、
丈夫で長持ちし、安心して住める家というフレーズが浮かんできました。

住宅会社を選ぶ上で、雑誌や広告、ホームページをみて、その後実際に会社や見学会を訪れるというパターンが多いのではないでしょうか?その中で、会社ごとにアピールが違いますね。高気密高断熱、自然素材、耐震等級いくつです。などなど。

弊社はそのあたりの基準はホームページでは謳っていないので、事前情報がないまま来て頂くことになり、そこで確認することになると思います。

新築の場合は、長期優良住宅が基準となり、ビニルクロスや合板フロアー、〇〇風のサイディングなどは使用しないと決めています。

昔の家は、寒かったり、暗かったり、使い勝手が悪かったりしたけど当たり前に言わなくても自然素材多く使っていました。大量生産や精度を求めるため、クレームをなくすために使われ始めた新建材と共に、移り変わってきた家づくりにについて、この本は書かれています。

沢山の情報がある中、これからもずっと当たり前だよね、と言われるような家づくりをしていきたいし、そのための情報発信も都度していかなくはならない。

でも実はこの情報発信が実は苦手です。家づくりは弊社のような地域工務店という選択に限られ、その工務店が新建材を使わず、性能も担保した普通の家づくりさえすればそれでいいのではないかと思っています。要は、選択肢が多ければいいというものでもない気がします。

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そんな中、先日、お見積もりを提出したお宅です。平屋です。よくある切妻というシンプルな形、構造材、床や造作、外壁は国産の杉材を使用し、長期優良住宅という性能はクリアーしています。内装は漆喰や珪藻土クロスを使用します。

これからもう少し打ち合わせが続くので最終形は変わるかもしれません。
でも、当たり前に長く使える当たり前の家をめざし、日々精進していきたいと思います。

古俣