改修工事現場が重なり、やっとひと段落できたので、9月22日から2泊3日で家族旅行に出かけました。
向かった先は群馬県の伊香保温泉。ここに宿を取り、サファリパークなど観光をしてきました。
そして、今回の旅行で感じたことをお伝えします。
楽しみにしていた旅行もあいにくの雨ということで、初日は天候を気にしないですごせる自動車とおもちゃの博物館へ向かいました。
テディベアーから始まり、なつかしい昔の駄菓子やおもちゃが展示されていました。
途中パチンコのような機械であそぶことができました。バネで弾いた15球の白い球が落ちる前にすべて穴にはいると温泉旅行1泊プレゼントということでしたが、結果は4個。景品としておもちゃをゲットしました。ちなみに、おじさんに過去最高は何個はいったか聞いたら13個だそうです。こつも聞くとこができました。旅はコミュニケーションも大事です。
日本車を中心にミニなどのクラッシックカーの展示もありました。やはり、車のデザインは昔の方が圧倒的にかっこいいと思います。
お昼には名物の水沢うどんを頂きました。午後からはハラミュージアムというグリーン牧場のとなりにある美術館へいきました。
建築家 磯崎新の設計です。緑色の地面と灰色の空の間にぽっかり浮かぶ黒い建物。そんな印象でした。
ホールの途中にあったの水貯め場?のような場所はカラフルな色調に。
お土産屋さん。美術館のおみやげやさんはオリジナル商品があり、とてもワクワクします。かわいい小物を買いました。
この美術館は展示室が4つに分かれていて、それぞれを行き来するのにホールや廊下をあるいて渡るような動線となっています。とても贅沢な空間の使い方と次に何があるのかワクワクさせる空間づくりを体験しました。
二日目も天候は回復しませんでしたが、大降りではなっかたのでサファリパークへ行きました。餌を動物に上げることが出来るバスに乗車。こんな感じで草食動物にくさをあげれます。
長男も上手にしかさんにせんべいをあげることができました。食べた、食べたと大はしゃぎ。
おおかみの遠吠えに妻もびっくり。ほんと声が響いて私もびっくりしました。
どうどうたる姿をみせてくれたホワイトタイガー。
サファリパークは自家用車もはいれますが、このえさを上げれるバスの方が、動物が寄ってくる唯一の乗りものなので、自家用車よりまじかに動物をみることができます。
午後からは世界遺産にもなった富岡製紙場へいきました。雨でもさすが世界遺産。一番混んでいました。
繭を保管していた倉庫の2階です。
時代とともに、機械式へと変わり建物も洋式のトラス式を採用し、途中に柱が立たない構造となっています。
和と洋のつくりが混ざった建物でした。近代化とともに歩んだ製糸工場の歴史を学ぶことができ、とても勉強になりました。
二日目に泊まった宿 お宿 玉樹さんはとてもいい宿でした。
部屋風呂もよくて、大浴場はもちろん。部屋風呂も楽しみました。
伊香保ならでは風景とともに、障子、木の建具とちゃんと開口部も丁寧に作られているお部屋でした。
庭も素敵でした。こんな庭は雨もよく似合います。
3日目は伊香保温泉名物の石段へ。おばあちゃんにも挨拶できました。
いいですね。射的。懐かしい風景。
温泉を後にして、初日にいけなかったグリーン牧場へ。傘をさすことなく遊ぶことが出来ました。
馬だって怖くないよ。
素敵な木造のお土産ショップ。
羊もハロウィン。
このような天気でしたけど、逆に空いていて時間に余裕ができ、ゆっくり帰ることが出来ました。
旅行とは非日常ですね。日本には古来ハレとケという概念があります。日本建築においても床の間に季節の調度品や掛け軸、お花を飾る習慣がありました。今では生活スタイルの多様化により、少なくなってきましたが、今回のような旅行や素敵な場所での食事や宿泊、風景のいい場所を実際に住まいに取り入れることが出来たらいいのにといつも感じています。
自宅の浴室です。総檜まではできませんでしたが、木の板をはり、温泉気分。
素敵な庭を眺めたり、たまにするバーベキューもハレ。だから庭をつくり、バーベキューのできる広いデッキを我が家は作りました。庭づくりは継続中。
景色を切り取る窓。これは女池の改修現場です。
というように日常の中に非日常を取り入れるそんな言葉がこの旅行中、ずっと頭の中をぐるぐる回っていました。
場所や状況、もちろん予算によってできることは限られるかもしれない。でも何かそんな提案をしたいと漠然と感じていたことがしっかりと実感できた旅行でした。みなさんのハレを教えてください。