梅雨時期らしく、雨と風を感じる日々となりました。
現在工事中の現場ではまだ軒樋がついていないのですが、軒先のおかげで、雨が建物にあまりあたりません。
軒は必要です。敷地の広さにもよりますが、当社では軒の無い家は作りません。
現在、あちらこちらで改修工事を行っております。加茂市で水廻りの改修工事をしている現場から処分する建具を頂いてきました。
トイレや脱衣室、台所に使われていたもので、築年数も40年は経過しているお宅です。
沢山のガラスが使われていたので頂くことにしました。
よくある型ガラスの模様で少し大振りな感じ。
とんぼにも見えますが、何かの植物がモチーフだと思います。
きらきらと光る模様のデザイン。
葉っぱをモチーフにしていますね。
文字通り型ガラスですから、型にはめて形成します。ところが、このような建具のデザインは時代の流れにより激減します。史そして2度と手に入りません。
このようなデザインガラスを使用する場合は海外メーカーのものを使います。それはそれで素敵なデザインも多いです。しかし、ガラス自体は安いはずなのに、輸送費など間接的にかかる費用が大きく、お客様に提示する金額は高価になりがちです。デザインの好みはありますが、当社ではこのようなガラスを新規の建具製作のときに小さくカットして、トイレの明かり窓や小さな建具に再利用しています。
改修工事の現場で脱衣室の建具で使用した例です。
我が家ではテレビ台に使いました。先日の見学会のお宅でも使用しました。
デザインを通して、記憶を刻むことが出来る。こんな建材はなかなかありません。
こんなことができるのも、モノづくりを設計と施工を両方を考えている地元の工務店ならではと思っています。