有限会社 丸正建設

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新潟風土記

新潟風土記

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2015.09.26

「 保育園の耐震補強工事 」

シルバーウィークも終わり、暑さも少し納まり朝は少し肌寒く感じる季節となりました。シルバーウィークはどこも混雑のようでにぎわっていたようです。私は前半は家族で少し外出しましたが、当社では休みを利用し会社からすぐ近くの上五十嵐保育園で耐震補強工事をしています。新潟市の公共工事で下請けとして解体、基礎、木工事をさせていただいています。

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足場をかけメッシュがかかっていますので、建物は見えませんが、古い(土壁なので30年以上は経っていると思います。)平屋木造の保育園です。
保育園は日、祝日以外は休めないので、営業しながらの工事になります。よって、壁は躯体を外側に足して補強するというやり方、屋根は重い瓦屋根を撤去し、軽い板金屋根に葺き替えるという工事を行います。

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現状は土壁です。

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リフォームの番組ビフォーアフターで良く見かける基礎の増し打ちを行い、その上に新しい土台と柱、桁を既存構造体にアンカーで取付します。

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茶色く塗ったのは防腐剤です。このあとは断熱材をいれて、また構造用合板を打ち付けます。

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軒先の様子。

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連休中は天気が良く屋根作業がはかどりました。まずは既存の瓦を撤去します。

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こばとよばれる下葺き材と瓦を乗せるための薄い杉の板を撤去します。

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念のため、既存の垂木に新しい垂木を添ええます。

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その上に厚さ24ミリの構造用合板を75㎜ピッチという細かい間隔で釘を打ちます。これで屋根の構造を固めることになります。新築の場合この工法にしますと、火打ちと呼ばれる斜めの小さな梁を入れなくてもすむようになります。勾配天井の時など必ずこの火打ち梁が出てくるので、意匠的には取り入れた方がいい工法だと思います。

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合板の上に下葺きのシートを貼って完了。この休みで半分完了。また明日から天気がいいので屋根の続きの作業を行います。日本海が見える景色と風が気持ちいい日でした。

天井を剥いだときにみえた室内の天井には断熱材が全く入っていない建物でした。耐震も大事ですが、断熱材も入れてあげたいと感じました。冬、暖房はどうしているか分りませんが、どんどん暖かい熱が上に逃げていっているはず。非常に効率が悪いです。今回は何もできませんが、そういうところも市も見てあげたらいいのにと感じました。