1月から秋葉区で進めてきましたリフォーム工事のお引渡しがありました。
以前のブログで少しお話したように、牧師さんが購入された築40年の中古住宅で、1人暮らしされているお年寄りの方で希望者をつのり、共同生活できる場として使うためのリフォーム工事となりました。
キッチンは位置を変えずに新しいものにしました。
2階の手洗いがあったホールは
トイレに変更しています。
脱衣室には
新しく洗面化粧台を設置しました。
浴槽が小さく、深さのある寒い在来のタイル風呂から暖房換気扇を備えてたユニットバスに変更しました。
階段に手すりもつけました。ほかにも玄関の上がり先や浴室内、外部の階段のところにも手すりを設置しています。
新しいトイレの引戸は吊戸レールで楽々開閉できます。吊戸はその後のメンテナンスも楽です。
壁の一部は聚楽壁でしたが、さすがに40年も経つと傷やクラックなどの見た目と表面がぼろぼろと落ちてきていたので、上から新たに塗り壁を施工しました。
台所の床はもともとは1枚の化粧ベニヤのフロアーで一部沈むところと表面のはがれがありました。
それと段差がありましたので、解消するためにフロアーを増張りしました。予算の関係で合板フロアーでの希望でしたが、私から無垢材の提案をさせて頂き15ミリの杉の板を張りました。
リビング上部には6帖の大きさの吹き抜けがありました。明るくて開放的でいいのですが、とにかく寒い。もちろん40年前に建てられた家ですから、断熱材は壁に薄いグラスウールがちょっとはいっているだけ、サッシはアルミサッシでガラスは単板3ミリガラスですから寒いのはしょうがありません。予算的に暖かくなるような温熱の全面改装までは無理ということで今回は
吹き抜け部分に県産杉の梁を取り付け将来床にして部屋としてつかえるように、そして、アクリル板をのせて少しでも暖房の熱が逃げないようにし明かりは届くようにしました。もちろん温熱環境としてはサッシを変えるべきですが、外部の補修など費用のかさむため今回はこのような方法をとってみました。
家は住む人が居て初めて価値があります。たくさんの中古住宅がこれから増えていきます。新たに息を吹き込むことで充分快適に生活を送ることは可能です。お困りごとがありましたら気軽にご相談を。