秋らしい気候で日中は過ごしやすく、たまに吹く風も気持ちいいいものです。先週は庭の芝刈りをしました。
無事、平屋のオープンハウスも終わり、お引渡しも完了しました。
いよいよ8月から進めてきた西蒲区和納のモデルハウスの工事が中盤にさしかかりました。
テーマは原点回帰。自然素材の家ということをコンセプトにして家づくりを行ってきましたが、高気密高断熱も一緒に提案しています。高断熱高気密では魔法瓶のように建物を断熱材と気密シートなどで家全体を包んで上げないといけません。そうなると日本の家の良さであった構造が見える木組の美しさがなくなったりすることに危機を感じ、性能は担保し、木の家の良さを伝えたいと思いました。そのため、2階は洋室、寝室、吹き抜けと天井は表しの仕上げとなっています。また1階には欅の柱が見えます。これは高齢で引退した大工さんから頂いたもので、何とかして使いたいと思い、今回の採用となりました。
そのために見た目と屋根の強さを出すために本来は天井で隠れる野地板に化粧杉板を張りました。
軒先もこんな風に表しで、塗装もしません。
屋根はこのように野地板の上に80mmのネオマフォームを気密シートの上に敷き詰めていきます。
そこに屋根の1次防水としてのるゴムアスファルトルーフィングを敷きます。
今回の屋根は安田瓦です。ご存じのとおり新潟県安田で作っている瓦です。
耐震性のため、外周は面材で固めます。
内部の壁には耐震等級3ということもあり、たくさんの筋違いが入ります。
暖房は床下エアコン為、基礎断熱を行いました。
壁の外周は高性能グラスウールと
ネオマフォームを外張しました。このおかげでしょうか中間の気密試験では0.1という数字でした。これは延床30坪の家でトランプカード1枚くらいの隙間しかないということです。(浴室の換気扇や、レンジフードのダクト穴は除く)
大工工事も終盤。今回のキッチンはⅡ型というシンクとコンロを分けた形です。どんなふうになるか楽しみにしてください。
12月3日から一般公開となります。こちらの家は建売住宅として販売します。
価格については11月30日に発表します。
でままた報告します。あ、設計、現場管理してくれる人材も募集しています。
古俣