こんにちは、設計スタッフの渡邉です。
先日、日大・居住コ-スの中村好文先生の最終講義に行ってきました。
会場は学生から一般の方まで幅広い世代の方々が聞きに来ていました。
中村先生が物づくりで大切にしていることを聞くことができて勉強になりました。
講義のなかで、中村先生が「改修の仕事・修復はデザインの反射神経が大切」と話されていました。
以前の中村先生のインタビュ-記事で、
「僕は学生時代から積極的に建築や集落を見学して歩く旅をしてきましたが、実際に建物の建っている場所に行き、自分の目で建築を見て「この建物はなんで良いんだろう? なんで悪いんだろう?」と自問自答しながら、スケッチをしたり写真を撮ったり、実測したりしていました。その経験が蓄積して、そして最終的に「自分ならどうするだろう?」と考えるクセがついたのです。僕の場合はやはり実物から学ぶ、経験から学ぶのが手っ取り早い方法でした。」
と話されていました。
このような経験の蓄積が、デザインの反射神経に繋がるのではないかと思いました。
中村先生の「さくら」の替え歌で最終講義を締めくくりました。
先生、28年間大変お疲れ様でした。