休みが長い人も短い人もいたということを耳にしたゴールデンウィークが終わりました。
私は4月はほぼ仕事で、5月は久しぶりに連休となりました。
家族とは軽井沢や公園にいったり、同じ業界で働く知人の結婚式の2次会にいったりと体も心も充実した日々送ることが出来ました。
息子はイオンで試乗したグロッバーという乗り物を購入し、公園で初めて乗ったり、
軽井沢の森の中を車で駆け抜けたりと天候がいいのも併せていい休日でした。
秋田ツアーの後、栃木県で活躍している飯田亮建築設計の飯田さんの手掛けた住宅やイタリア大使館や、軽井沢でもレーモンドの建築を見る機会がありました。
その中で感じたことを飯田さんの手掛けた住宅とともに綴ってみます。
新しく整備された住宅街に建てられたコンパクトな住宅の外観。
2階に生活の場となるキッチンダイニングがありますが、畳の小上がりスペースから外を眺める親子。
少し高低差のある住宅街の角地で建てられた両親のための家の外観。
リビングからの景色。
お風呂からの景色。
郊外にある2区画分を利用して建てられた平屋の住宅の外観。
和室にしつらえられたコーナー窓。
3つの家を外観と内観をご紹介しました。
良い住宅となにかという問いは終わりのない旅のようにずっと探している状態が私の中で続いています。
一言でいうと今のところバランスが大事ですという言葉をよく使います。デザインも含め、性能や耐震性や素材、間取り、デティールなどトータルで考えていますよということです。でも今回気づいたことは外からの風景と内からの風景が一体となった家が良い家の条件でないかと思いました。
外からの風景とはそのまんま外観となるわけですが、家自体のプロポーション、入口へのアプローチの仕方、外構(庭の大小は関係ありません)の趣き、周りのとの調和です。
その趣きは最初からではなく、時が経て徐々に形成されていくものですが、そこには住まい手の愛情やセンスが必ずあふれてくるものです。
内からの風景とは、窓からの風景もありますし、そこに住む家族や住まい手のインテリアや飾るもの、生活で馴染んできた雰囲気みたいなもでしょうか。この二つがとてもしっくりとくる家が良い家ではないかと思います。そこは抽象的な表現となりますが、そんな建物を意識してみると必ず感じるものがあります。気になる車があると街で走ってるのがやたらときになるように。そんな感じでしょうか。
ご紹介した住宅は築年数こそまだ浅い住宅でしたが、実際の住まい手の様々な風景がみることができました。愛情にあふれた生活が基本となると思いますが、良い風景をつくることができるようまた努めていく次第です。