大雪も少しひと段落し、冬にしては少し暖かい気候となりました。
春に向けて、リフォームや新築工事の打ち合わせが少しづつ始まりました。
新潟市内某所での新築計画の為に提案づくりをしています。
すでに土地を購入済の方。要望をお聞きし、土地を見に行きました。
黒い外壁のお宅は南側の隣家。道路とは80cmくらいの高低差があります。
土地は袋小路になります。敷地への出入りのしにくさや交通の便の悪さもある一方、逆に交通量が少なく、環境的にはいいしと思います。
廻りの環境も確認します。2枚とも計画地の近所で北向き側から撮った写真です。どの家も背の高い掃出し窓があり、日中明るいリビング、ダイニングにしようという南側に窓を配置していることが分ります。でも、せっかくのサッシの向こうがすぐにお隣の外壁や道路では、意味が無いように思います。きっと、設計者はそこに住むつもりで設計はしていないと思います。南側に物干しのためのバルコニーやベランダも気持ちはよく理解できます。もちろん、住宅地で敷地に余裕はないので仕方ないところもあるでしょう。だからこそ、どうしたらよいかを整理するのが設計の仕事の1つだと思っています。
では依頼された敷地で、どういう風にその家族が心地よく過ごせるか、外とどうつながりを持たせるか、などなど少しづつまとまりつつありますが、まだまだ考え中です。楽しくもあり、つらい作業。しかしそこに自分が住むつもりで設計するなら必然と答えあるとは思っています。