上越市にある高田公園といえば桜。でもその公園内に建築家 吉田五十八が設計したお宅があります。
日本画家である小林古径宅で、移築復元されたものです。当時建てたのは京都の宮大工岡村仁三で延床は約65坪あるお宅です。
瓦が黒色でなく銀色なので、全体的に軽い印象を受けました。
外観。別の角度。
大広間の窓。
障子戸とガラス戸による水平の開口。
カウンターと柱の取り合い。当時はカウンターと呼ばないか。
2階の窓。
洗面台。これは現代風に修復されたと思います。
移築ですので、当時の風景とどのようにかかわっていたのかは分りません。間取りは中廊下から部屋へと続くような間取り。大きな農家とは違い高さもおさえつつ、所々に大工の技量を表す部分も見受けられました。繊細な建具と左官を中心とした仕上げ。とても落ち着く時間を感じました。