鹿児島へ②
前回の研修の続きです。研修の後、コンテナを使った民泊施設の見学後は、駅に降り立つと後姿が見える今日のお宿の霞燦(kasan)で自由時間になりました。

堂々たる数寄屋建築のような佇まいです。



入口には渋いのれんがかかっており、建物の正面には杉の皮を使った目隠しがあります。建物の脇の土間と庭の間には大きめのじゃやりが敷いてあり、ここに雨が落ちてきます。コケが綺麗でした。

建物に入るとスタッフさんが笑顔で迎えてくれました。運営もIFOOさんがしています。

冬には暖炉もあり、火を見ながら飲み物を頂けます。

1階にある共同のお風呂でここは温泉が出ます。写真には有りませんが、左側に一人用のサウナがあります。

この部屋が私が止まった部屋です。部屋は全部で5部屋あり、それぞれデザインが異なっていました。天井もベッドの範囲の場所は2mちょっとと低めにしてあります。

窓もカーテンではなく障子です。しっかり荷物置きの台もおいてありました。家具も素敵です。

サイドテーブルもナラの突板でできた造作に、壁に無垢材のオブジェが飾ってありました。ラベンダー色のカーペットも素敵でした。

トイレですが、手洗いもコンパクトですが、タイルの納まりや脇に手拭きタオルが仕込んであったりと細かいです。床も足触りの良いコルクでした。

洗面化粧台も間接照明を活かした設計となっていました。
この建物の魅力は写真だけでは伝えきれないのは勿論で、だからこそ体感することが大切です。設計は京都の建築家横内敏人さんの元スタッフの方ということで、日本建築の良さと繊細な納まりが引き経っていました。
この宿では食事の提供がありせん。食事は次のブログでお伝えするレストラン(これもIFOOさんが手がています。)か近所の居酒屋などで頂くことになります。私はツアーでしたので食事も込での参加でしたが、宿ができることで、周りの飲食店も潤うことになります。ここが一つ町おこしの仕掛けでもあります。
鹿児島に行くことがあれば是非こちらの宿をお勧めします。
では次回に続きます。
古俣
