有限会社 丸正建設

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新潟風土記

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2023.03.26

「 町の工務店ネットへ 」

ロナも少しづつ落ち着き、マスク着用も個人の判断となりました。でもまだ沢山の方が付けているようです。

コロナ以前は年に数回はセミナーに参加していて、ようやくまた再開されるようになってきました。そこで3月14.15日と町の工務店ネットという地域で頑張っている工務店の集まりの開催で長野県まで行ってきました。

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天気もよく、バス2台全国各地から集まった工務店の方たちと建物見学に向かいました。

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1件目は自宅の建築で影響を受けた田中敏溥さんの設計よるお宅です。長野県にあるダイコクという工務店のご家族のお宅です。

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広い敷地に建っていてのどかな地方らしい大きさ。アプローチには門をくぐり、入っていきます。お住まいがお年を召していらっしゃるということで内部ははいらないでの見学。

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縁側から少し中の様子を見させていただきました。自然素材を使った優しい感じの雰囲気と落ち着いた高さ設定でした。

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積雪荷重は70センチということですが、かろやかな軒の出と納まり。田中さんは出来るだけの軒の出は出しますと、おっしゃいていました。今回は1メートル20センチ出しています。

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縁側で説明をしている田中先生。80歳になるということで、現在は設計事務所を閉めたということでした。

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道路を挟んだ向かいにダイコクさんの新しい事務所も完成していました。「家は街のもの」だから同じデザインにしたということでした。

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事務所のトイレの写真。こんな風な納まりで収納と手洗いがついていました。1階が事務所で2階がLDKと和室があり、打ち合わせ室でありちょっとしたモデルとなっていました。

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そのあとは椿建築所という工務店さんの実際に住んでいる方の家を2件見させていただきました。内部は撮影禁止ということで外部の写真のみです。

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ちょっと分かりにくいのですが、敷地が道路より下がっていて、手前に離れがあり、後ろに母屋があります。光を通すポリカボーネイトの波板を張った土間玄関となっています。

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中庭には大きなシンボルツリーがあり、この外壁が離れです。客間として使えるし、趣味の部屋として使えます。離れている為、生活とは別なので気を使ったり、片づけたりなんてことがしなくてもいいとお住まいの方は言っていました。離れの暖房はストーブです。

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こちらが生活のスペース。30坪は無いくらいの大きさで若いご夫婦の4人家族でした。ガルバリムの外壁ですが、木の枠や庇でこんな表情になります。

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もう1件は山に近い開けた場所に立つお宅でした。近くに無料ではいれる銭湯があるということでシャワー室のみという間取り。

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とにかく長野県らしいロケーションでした。この家にも離れと屋根のかかった土間があります。

椿建築所さんの中で家、離れ、土間というコンセプトでこの2件は建てたそうです。断熱性能は実はそんなに高いわけでもないです。サッシもアルミ樹脂のPGでした。

2件とも若い夫婦とお子様という家族構成。予算とコンセプトのバランスを取りながら設計されていました。

二日目は長野駅前ホテルの会場で工務店さんからの報告などがありました。

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こんな衝撃なスライドから。

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畑のあるコーポラティブハウスの事例など、ここでは書ききれないほどの工務店さんの取り組みを聞くことが出来ました。

沢山の抽斗を持ち、こらからお会いする方にとって最適な提案ができるように心構えがまた新たにできた感じがします。

ご要望も大切ですが、その先になるものは何か一緒に探してみませんか?

古俣