9月26日と27日と東京へ行ってきました。
目的は建築の勉強会が主でした。
26日は建築家 伊礼智さんが講師として教えて頂ける住宅デザイン学校(http://www.hsd101.net/index.html)の設計教室に参加しました。今回は初日で、合計3回の講義があります。ただ今回はいつもと違い、その日に敷地を見て、課題に沿って即日設計するというもの。そして最後に一人3分程度で発表するというものでした。
とその前に目白庭園を散策。
ここで一人寂しくお昼のお弁当を頂く。ちょうど雨宿りできてよかったです。
今回は目白にあります伊礼設計室のある敷地が課題場所でした。
右側に見えるのが古い家を改装した伊礼設計室の事務所です。
敷地を見るのは約30分。
敷地と周辺環境の関係を考えながら配置を考えていきます。写真にでているのは大阪の工務店から来た矢野さん。とても才能のある方でした。
その後、近くの別の会場に行き実際に図面を描き始めます。上位数名が伊礼さんと生徒各自のポイント評価をもらうというシステムです。
今回は力およばず、私はポイントはもらえませんでしたが、伊礼さんからのアドバイスや一つとして同じ図面をいうものはなく、それぞれの考え方を自分の考えと照らし合わせることができてとても勉強になりました。
勉強会のあとは懇親会です。
全国から来ている家づくりを行っている方との情報交換などとても貴重な時間でした。
シメは蒙古タンメンの北極野菜ラーメン。激辛で撃沈しました。ちなみに8倍という辛さです。
お腹をさすりながらさて二日目の27日は、武蔵小金井という駅から近い「東京たてもの園」という場所に行きました。
大きな公園内に貴重な家が移築されている場所です。その中でも身近なところでは新潟市美術館を設計した建築家 前川国男の自宅が見たいというのが一番の目的でした。
大きな三角屋根が特徴的なお宅です。時代背景から色々なものが資材として不足していた時代に建てられた自宅です。とてもシンプルに考えられていました。2階に上がれなかったのが残念です。
やはり惹かれるのは昔の民家です。茅葺屋根のこちらではたき火が点火されていました。
防虫のためや燻すことで耐久性を高めるなどの効果があります。大きな屋根、柱と梁の構造、軒下の低さなどとても可愛らしいプロポーションです。
他にもたくさんの家がならんでいます。写真は看板建築とよばれる今でいう商店です。映画「千と千尋の神隠し」の舞台にもなった建物です。
当日はジブリ作品の原画やスケッチなどが展示したイベントも行われており。充実した時間が過ごせました。
実際に手を動かす訓練と実際に足を運んで建物をこの目と体で感じた二日間でした。
子供が大きくったらまた来ようと決めた今日この頃です。都心から少し離れていますが、家族連れにはいいスポットだと思います。