梅雨らしい雨と湿度の高い日々が続いています。
まだ寝苦しさはありませんが、いかがお過ごしでしょうか？
来週には晴れマークが続くようで梅雨が明けるかもしれませんね。

先月、告知通り新発田市の下小中山で平屋のオープンハウスを行いました。
新潟日報のasshでの広告、インスタグラムでの広告をさせて頂き、約２０組の来場がありました。
新潟市からは車で１時間ほどかかる場所なので、少し心配していましたがとてもいいお声を頂き嬉しい限りでした。
インテリアの飾りを中央区学校町にあるFINCH ＆HOME さんにお願いし、日本の家にも北欧家具はマッチするよ、というメッセージ
をお届けさせてもらいました。

まずは長めのアプローチ、ゆっくり幅のある階段、高さも上がりやすくしています。階段は着物を着た女性でも上がりやすいをモットーにしています。

玄関に飾り棚を設けました。現在の家は床の間のような場所をとることが少なくなってきたので、こんな風に代わりの場所がどこかにあったらいいなぁといつも思っています。ロールスクリーンの生地を挟んだ建具も好評でした。

やはり景色や環境がいいと素直な建て方で十分と思わせるＬＤＫです。広さは20.5帖と二人住まいには広いのかもしれませんが、
家具のレイアウトを変えたりできるようにしています。

古い建具を再利用したこんな感じも好評でした。

コの字型のキッチン。天板の無垢材で驚く方もいらっしゃいました。無垢材良さとコノ字である故の使い方、これからどんな風になりますか？メンテナンスは？という質問にもお答えしました。もちろん自然素材が100点ではありません。あとは好みの問題でいいと思います。

ちょっとした収納にもルイスポールセンのパンテラという照明を飾ってみました。カウンターは丸太の皮の部分を残した杉の無垢材です。
これは弊社の小屋に眠っていたものです。工務店ならではの仕事です。

リビングやお部屋に椅子やソファーとスタンドライトを置いてみました。リビングは実際このようにソファを置き、スタンドライトが主照明として活躍します。暗くないですかと聞かれますが、暗いと答えます。というと不思議な顔をされるので夜にふさわしい灯りという説明をさせてもらっています。

洗面台もカウンターを杉の無垢材を使用しました。予算上抽斗や扉がなくなりましたが、いつでもつけることが可能です。

そして、お引渡しとなりました。少しづつ小物を搬入されていて、そのものも素晴らしいものでしたので、写真を撮らせて頂きました。

聞くと古道具を取り扱う「はちみつ」さんなんどで購入されたということです。やはり時間と主に味わいが増すのはプラスチックや化学繊維ではなく、本物の素材なんだなとまた自分たちが行っている方向性について正しいということを再認識しました。もちろん用途によりけりなのでプラスチックも必要だとは思います。でも住まい手を包む空間はそのようなものは極力さけたい、そんな思いは強まるばかりでした。

大雪のためお引渡しが予定より遅れてしまいましたが、オープンハウスやこのような写真公開までご協力頂きました住まい手様、工事に関わって頂いた業者さん、職人さんに感謝申し上げたいと思います。

古俣