雨が降ったり止んだりの天気が続きます。いよいよ暖房の季節が始まりました。先日、やっと自宅の薪ストーブの煙突を清掃しました。掃除中に清掃道具を屋根から落としてしまい、下のデッキで遊んでいた息子に当るところでした。事故は一瞬の気の緩みで起こるものだと実感しました。
前回、街並みについて少しfacebookとブログで書きましたら、共感してくれる方が数名いらっしゃいました。当社は地道に普通の家を作っていきたいと思います。ここでいう[普通]という言葉の定義がなかなか難しいのですけど。
さて、新築やリフォームの完成写真がクローズアップされるこの業界ですが、弊社は工務店なので様々な工事やメンテも行っています。先日は当社OB宅に住む高齢の奥様から連絡がありました。
「雨樋が雨があふれてくるのよ。見てほしい。」という内容でした。
平屋部分の樋なので、梯子をかけてみると水が溜まっているのが見えました。(写真では分りにくいかもしれません。)そこで、その下の雨水管と繋がっている排水升を見てみました。
中には砂が固まり、水が流れるのを塞いでいました。スコップなどで掘り出せは終わるなと思いましたが、なかなか砂が取れません。そう、根っこが絡まっていて狭い可動範囲では上手く取れませんでした。後日、設備業者に依頼をしました。
こんな風に排水管を新しいものに交換し、枡の清掃を行いました。
浸透枡という雨を浸透させる枡とうこともあり、なおさら詰まりやすい原因でもありました。
これが、交換した雨水管です。全部砂と根っこで詰まっていました。
綺麗に埋め戻して完了です。先ほど、雨の中確認してきましたが、雨水があふれることはありませんでした。
このお宅は築40年くらいでしょうか。このように植物の根っこが排水の中に入り込むことはたまにあります。
普段は気にしない場所ですが、こうして原因がはっきりすれば心配ありません。
古俣