有限会社 丸正建設

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新潟風土記

新潟風土記

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2016.10.25

「 手加工 」

いよいよ暖房が必要な時期がきました。日中は暖かいときがありますが、朝は冷えるようになりました。
先月お引渡しした黒鳥の改築工事のお宅では、まだ暖房が無くても家が暖かいですと先週10/22に訪れた時に言われました。
気密と断熱がうまく機能していると信じています。でも寒い時期はこれからですから、また住み心地をお聞きしたいと思います。

そのお宅の2期工事としての車2台分のガレージの工事をしています。
今回、ガレージ本体の構造材は次の上棟まで時間が少しありますので、手加工で行いました。

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当社のベテラン大工の渡辺が刻みをしています。

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継手と呼ばれる梁の加工です。

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土台、梁、母屋と加工は進めていきます。

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柱のほぞと呼ばれる、梁との仕口の加工は機械を使います。すべて、手加工ということはありません。

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土台もぴたりと基礎の上に乗りました。

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昔、勉強にと、某ハウスメーカーの展示場に行ったときに、「町の大工や工務店だと品質に差があるけど、プレハブは均一な品質を保つことが出来ます。」といっていたのを思い出しますが、しっかりとした手仕事ではばらつきはありません。残念。

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綺麗に組みあがりました。これは10/22の様子です。ガレージですので、シンプルな箱の形状としました。

今の家は木造といっても、木が見えない家が多くなりました。(木を見せないと言ったほうが正確でしょうか)雑誌を見ても、リビングの天井にと吹き抜けのところにちょこちょこと梁をみせるくらいでしょうか。しかも効率と経済性により、手加工はほとんどなくなりました。シンプルで、なおも、洋風やモダンが流行りの現在ですが、やはり、昔の民家のような梁や柱がみえる家が私は好きです。木の見える量のバランスを上手く配慮すれば、とても落ち着くと思っています。そんな思いで建てた我が家も3年が経とうとしています。木の家の本来の良さを体感していほしいと思います。いつでもご案内しますので、気軽にお声かけください。