有限会社 丸正建設

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新潟風土記

新潟風土記

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2016.06.06

「 糸魚川へ 」

本当にいい天気が続き気分もいいですね。しかし、現場では様々なことが起きますので、その対応に追われる日々です。
昨日は貴重な休みを取り県内の糸魚川市まで出かけました。

ちょどお昼ころに糸魚川へ着いたので、早速レストランに向かいました。ランチはフォルエッグという良質な卵を使った料理やお菓子を提供しているお店でした。

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入口はこんな感じ。

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お庭ですね。お店は外観やお庭などそのものがイメージにつながりますね。どんなものがあるのか、味わえるのか。

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私が頼んだのは前から名前だけは気になっていたエッグベネディクトのライスバージョンでした。切干大根を使っていて意外でした。卵はもちろんとろとろで濃厚でした。

その後、車で5分ちょっとの場所にある谷村美術館と玉翠園を訪ねました。

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大地が隆起してできたようなイメージを持たせる外観の谷村美術館。設計は有名な村野藤吾。竣工後の翌年他界されていますので、晩年の作品となります。展示品は仏像に初めて色をつけたといわれる彫刻家澤田正廣の作品が展示されています。

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美術館に行くまでにはこの長い雁木の回廊を歩いています。雨や風の多い北陸地方のことを考えてのことでしょう。

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下をみると床と壁にカーブがついています。これは壁に歩行者が近づけないようにして、壁が汚れたりしないようにするための設計者の意図でした。

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途中石があり、息子が夢中で動かそうともがき始めました。

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「とうちゃん。無理。」

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そんな雁木も四角い柱のなかで丸い柱がありました。これは単調になるのを防ぐためだそうです。なかなかやりますな。

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胎内回帰を思わせる内部は仏像が来館者を導くようにカーブが続く動線でした。

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このような壁や天窓からの間接照明を多用しています。

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廊下の自然光を取り入れるサッシには格子がついていました。

今回は建築関係者によるガイド付きのツアーで、作品が見えなければ内部の撮影をしてもいいという許可を頂きました。ありがたい。

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眺めて楽しむ日本庭園の玉翠園です。緑がとても切綺麗でした。

光と影がこの美術館のテーマでもあったように思えます。角のない建物はとても優しい感じがしました。またひとつテーマが増えました。こんなツアーについてきてくれた家族に感謝です。